オビエドのサン・サルバドール教会!10世紀に建てられたスペインの宝石
スペイン北西部にあるアストリアス州の首都、オビエド。この街は中世の歴史と文化が色濃く残る、魅力的な観光地です。オビエドには数多くの見どころがありますが、中でも特に印象的なのがサン・サルバドール教会です。
10世紀に建てられたサン・サルバドール教会は、アストリアス王国の初代国王であるアルフォンソ3世によって建設されました。当時の王宮が近隣にあり、教会は王室の礼拝堂として使用されていました。時代を経てさまざまな改修が行われましたが、オリジナルのロマネスク様式が今も残されており、その荘厳な美しさは息を呑むほどです。
壮麗な建築と貴重な遺物
サン・サルバドール教会の内部は、高い天井と広々とした空間で圧倒されます。尖頭アーチやステンドグラスなど、当時の建築技術の高さを示す要素が随所に散見されます。特に注目すべきは、教会の中央にある巨大な祭壇です。12世紀に制作されたこの祭壇は、精緻な彫刻と美しいモザイク装飾で飾られており、その豪華さはまさに圧巻です。
また、教会内には様々な貴重な遺物も展示されています。中世の聖書や宗教画、王室ゆかりの宝飾品など、歴史を感じさせる展示物は数多くあります。これらの遺物は、当時の社会や文化を垣間見ることができ、オビエドの歴史をより深く理解する助けになります。
教会の周辺を散策してみよう!
サン・サルバドール教会は、オビエド旧市街の中心部に位置しています。教会のすぐ隣には、中世の雰囲気が残る石畳の広場があります。この広場には、カフェやレストランが立ち並び、地元の人々や観光客で賑わっています。
また、教会から少し歩くと、オビエド大聖堂やサン・フアン・デル・ナサーロ修道院などの歴史的な建造物に出会えます。これらの建造物は、すべて異なる建築様式を備えており、オビエドの歴史と文化の多様性を体感することができます。
旅行のヒント
サン・サルバドール教会は、毎日無料で公開されています。ただし、観光シーズン中は混雑することがあるので、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。また、教会内の写真撮影は許可されていますが、フラッシュの使用は禁止されています。
オビエドはスペイン北部の魅力的な都市であり、サン・サルバドール教会をはじめとする多くの見どころがあります。歴史と文化に触れたい旅行者には、ぜひオビエドを訪れてみてほしいです。
建造年代 | 建築様式 | 注目ポイント |
---|---|---|
10世紀 | ロマネスク様式 | 高い天井、広々とした空間、尖頭アーチ、ステンドグラス |
12世紀 | ローマネスク様式 | 祭壇の精緻な彫刻と美しいモザイク装飾 |
サン・サルバドール教会周辺のおすすめスポット
- オビエド大聖堂:オビエドのシンボルである壮大な大聖堂。ゴシック建築の傑作です。
- サン・フアン・デル・ナサーロ修道院:10世紀に建てられたBenedictine修道院。美しい庭園があります。
- エル・カンポ広場:オビエドの旧市街の中心にある広々とした広場。カフェやレストランが立ち並び、賑わっています。
- ウマ・ウラリア公園:オビエド市内にある緑豊かな公園。遊歩道や池があり、リラックスできます。
サン・サルバドール教会は、歴史と建築の美しさを体感できる素晴らしい場所です。オビエドを訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。